当院の取り組み
JMAT派遣業務報告会が行われました
5月31日(金)に「JMAT派遣業務報告会」が行われ、能登半島の地震被災地へ派遣された職員から安中市長や当院職員へ活動報告がありました。
院長からJMATの体制や現地状況および現地で受けた所感等の報告。理学療法士から仮設住宅や仮設ベッドの説明および現地のリハビリテーション体制等の報告。看護師から褥瘡の処置等の報告がありました。
仮に安中市が災害当事者になった場合を想定して、出勤体制づくり、安否確認および医療機器等の日頃からのメンテナンスや状態の確認体制づくりが重要であると実感したとのことです。
JMAT公立碓氷病院チームを被災地へ派遣します
令和6年能登半島地震被災地への「JMAT公立碓氷病院チーム派遣業務出発式」が行われ、安中市長から激励の言葉をいただきました。
派遣の期間は、4月16日(火)から19日(金)までの4日間の予定となります。
被災された方々を医療面で支援し、少しでもお役に立てるよう頑張ってきたいと思います。
※ JMAT=日本医師会により組織する災害医療チーム
お試し院内デイケア12、13、14回目(2月2、9、16日開催)
2月のお試し院内デイケアの様子をご紹介します。
院内デイケアでは、昼食を参加した患者様にテーブルを囲んで談笑しながら食べていただきます。たわいもない話をしながら患者様がお食事される姿は、私たちスタッフも癒やされる時間です。今回は、栄養士さんが昼食時にその様子を見に来てくれました。
季節イベントとして「節分」がありましたので、鬼のお面をつくりました。参加した患者様のお面はユニークでかわいらいくできあがりました。また、スタッフが鬼のお面を被り背中にカゴを背負って、そのカゴをめがけて豆まきならぬ、お手玉を使って投げるというゲームも開催しました。また、梅の塗り絵は華やかにできあがり、輪投げ、雪だるま倒しなどのゲームも大盛り上がりとなりました。
入院中も年中行事を取り込みながら四季を感じていただけるようなイベントを開催していこうと思っています。
お試し院内デイケア10、11回目(1月12、26日開催)
1月12日、26日にお試し院内デイケアを実施しました。
今回はお正月にちなんだアクティビティやレクリエーションを行い、福笑いや絵馬の作成等を行いました。
福笑いでは患者様と一緒にスタッフも大笑いしながら楽しみ、絵馬はカラフルにかわいらしくできあがりました。
また、流鏑馬を模した的当てを用意し、ゴムの力を用いて割り箸で代用した鏑矢を飛ばして楽しんでいただきました。
1月からは新しいスタッフも院内デイケアに参加してもらい、患者様の病室では見られない笑顔と活気あふれる姿を見ながら、一緒に楽しむことができたようです。院内デイケアの本格稼働を目指し、新しいスタッフを交えながら今後も患者様が楽しめるように、努力していこうと思っています。
お試し院内デイケア9回目(12月22日開催)
令和5年12月22日に9回目の院内デイケアを実施しました。
クリスマスの時期なので参加者みんなでクリスマスリースを作ったり、クリスマスツリーの飾り付けをモチーフにしたレクリエーションを行いました。
やはりクリスマスは何歳になっても楽しいイベントのひとつです。参加された患者様とそのご家族様、みな笑顔で参加してくれて、企画・実施したスタッフもうれしくなり院内デイケア室が活気溢れ、明るく温かい雰囲気で包まれました。
ベッドで安静にしていると季節を感じる機会が少なくなります。院内デイケアではなるべく季節を実感できるレクリエーションやアクティビティを企画・実施し、日常生活動作の向上だけでなく、見当識の補い、認知機能の維持・向上にもなるように心がけています。
また、院内デイケア参加中に無理にアクティビティやレクリエーションに参加しなくても大丈夫です。院内デイケア室で好きな演歌や音楽を聴きながら、栄養科スタッフが毎回準備してくれるお茶を飲んで、回診に来てくれる先生や看護師、他の入院患者様とゆっくりお話しして過ごしたりと自由です。安心してご参加ください。
これからも患者様に適切な治療やケアを提供できるよう、多職種協働で院内デイケアを実施し、病める人だけでなく病んでいない人も癒やされる病院であり続けるよう、スタッフ一同尽力して参ります。
認知症看護認定看護師 佐藤 優成
お試し院内デイケア8回目(12月8日開催)
お試し院内デイケアも8回目となりました。
今回はビデオ体操や食事前の口腔体操、アクティビティでは12月カレンダーの色塗りとカラオケ、脳トレ、レクリエーションではクリスマス仕様に飾り付けた輪投げをチーム戦で行いました。
午前11時から午後3時までの4時間を、参加される患者様が無理なく、そして楽しく離床していられるよう、何度も話し合いをしながら内容の変更や順番を入れ替えるなど修正を繰り返しながら進めています。
毎回、笑顔で楽しそうにアクティビティやレクリエーションをしてくださる姿や、ベッドの上で見る表情とは違った表情も見ることができ、私たちスタッフもやりがいを感じています。
本格稼働に向けての課題や修正をしなければいけない点などありますが、これからもチーム一丸となって取り組んでいきたいと思います。
理学療法士 藤井 克枝
お試し院内デイケア7回目(11月24日開催)
11月24日にお試し院内デイケア7回目を実施いたしました。
色とりどりの紅葉の塗り絵を行ったり、風船とばしゲームを行い、おおいに盛り上がりました。
今までは患者様が作った作品やゲームを行っている楽しい写真をご紹介してきました。今回はスタッフが、患者様に楽しんでもらえるよう準備している様子をご紹介します。壁飾り用に模造紙を用いて作成したり、器用なスタッフは折り紙を折ったりと小分けしながら行っています。患者様にどのような催しやゲームをすれば楽しんでいただけるか、試行錯誤しながらスタッフ全員で取り組んでいます。
3階病棟看護師長補佐 嘉鳥 千夜香
お試し院内デイケア6回目(11月10開催)
院内デイケアProjectを立ち上げて、約3年の月日を要しましたが、ようやく今年7月から地域包括ケア病棟内にて院内デイケアを試みることが出来ました。院内デイケアでは認知機能や日中の活動量維持向上を図り、リハビリで出来る日常生活動作を「普段からしている日常生活動作」に繋げることや、介護サービス(デイサービスや通所リハビリ)を利用した退院後の生活支援に繋げることを目的に実施しています。
今回はビデオ体操やカラオケ、認知機能賦活を目的とした連想ゲームや手遊びを新たに取り入れて実施しました。また、レクリエーションでは、チーム戦でのボウリングゲームを行い、午前11時から午後3時まで参加された患者様は楽しみながら院内デイケアで過ごすことが出来ました。
当院での院内デイケアは、まだまだ手探りの状態です。今後も病棟看護師やリハビリスタッフ、MSW、管理栄養士などの多職種との連携を図り、協同して患者様が笑顔で過ごせる環境を作り出せるよう取り組んで参ります。
リハビリ室係長
お試し院内デイケア5回目(10月20日開催)
10月は収穫の秋、運動の秋ということもあり、厚紙や色画用紙で作成した秋野菜をつり上げるレクリエーションを実施しました。また、運動会シーズンでもあるためお手玉を使用して玉入れゲームも実施しました。
今回は午後からの院内デイケア実施と短い時間ではありましたが、参加して頂いた患者様や担当スタッフ、そして職場体験で来ていた中学生と楽しく実施することができました。
入院生活という制限のある中で体操やレクリエーションを通して患者様の笑顔が見られとてもやりがいを感じました。
今後も参加される患者様が楽しく過ごし離床時間が拡大できるよう色々な企画を計画していければと思います。
3階病棟看護師 河原 歩
お試し院内デイケア4回目(9月8日開催)
院内デイケア4回目が開催されました。
9月は防災月間ということもあり、防災にまつわるレクリエーションとアクティビティは季節感を感じられるように折り紙を使用してぶどう作りを行いました。
今回も4時間という長丁場でありながら、好評であった半面、疲労を訴える方もいたりと、今後の課題となるところも見受けられました。
しかし、リハビリをしていく中では離床時間は重要であり、今後の生活を考えていく中でも重要です。
現在は、月2回ほどの実施回数ですが、今後は週2回を予定していますので、定期的な離床時間の確保やADLへの介入として食事、整容、トイレなどでADLの自立度の向上にも繋がりやすくなっていくのではないかと考えています。
現状は試行と修正の繰り返しですが、その中でもレクリエーションとアクティビティを通し楽しみながら離床時間の延長が行え、心肺機能や筋力の維持向上、認知機能の維持と改善、嚥下の機能低下予防、誤嚥予防にも繋がっているのではないかと思います。
今後も院内デイケアプロジェクトを推進し、ADLの改善に努めていきたいと思います。
作業療法士 藤田 雄貴
お試し院内デイケア(8月25日開催)
院内デイケアもお試しで3回目となりました。
今回は8月ということもあり、患者様にはカラフルな折り紙で花火を作っていただき、素敵な作品ができあがりました。
また、描かれた丸い円の中に、お手玉を投げて点数を競っていただくアクティビティでも大変盛り上がり、患者様の病室では見られない笑顔にこちらもうれしくなりました。
このような患者様が喜んでいただけるデイケアを催すために、リハビリスタッフと看護師で話し合いを何度も行っています。
そうした中で、患者様ひとりひとりの情報共有も深まり、リハビリスタッフと看護師が協働する大切さもより実感することができました。
9月始めには、4回目のお試しデイケアが予定されており、私自身も楽しみにしています。
3階病棟看護師長 大橋 奈津美
お試し院内デイケア(7月7日、8月4日開催)
院内デイケアでは
1.その人らしく過ごすことができる
2.コミュニケーションが図れ、精神的な安定や安心感が得られる
3.身体機能面の維持向上を図り、在宅に向けた退院支援ができる
4.夜間の良眠が図れる
など、期待できると言われています。
3階の地域包括ケア病棟では、2024年度から「院内デイケア」を開催していく予定です。
そのため、2023年からお試しで院内デイケアを始めています。
集まっていただいた患者様には、口腔体操をはじめ、クイズを行ったり、塗り絵や季節に合わせた催し物に参加していただきました。患者様にも笑顔が見られ、活気溢れた院内デイケアが開催され、好評です。
院内デイケアは、リハビリスタッフ及び看護師も一緒に楽しく参加しており、2024年度の本格的な開催に向けて頑張っていこうと思っています。
認知症看護認定看護師 佐藤 優成
NST
- NSTとは、Nutrition Support Team(栄養サポートチーム)です。
医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフ、歯科衛生士が中心となってチームを作り、他職種の専門性を生かし、患者様の栄養状態改善に努めています。 - ランチミーティングを毎週木曜日の午後に行い、勉強会も定期的に開催し、栄養管理についての知識を深めています。
- 定期的に各病棟から症例研究したものを発表し、討論します。
- 各病棟で問題となる症例を出し合い、チェアマンである医師を中心にNSTディレクターと共に病棟を巡回し、問題点の解決に努めます。
感染防止に関する取り組み
当院では、患者様の安心できる治療及び療養環境を確立するために、感染対策委員会を組織し、感染防止対策を推進しています。
感染対策委員会
毎月1回開催し、院内感染対策を検討し、感染対策手順の作成と改定、年に2回の院内研修会の開催などを行っています。
ICT
ICTとはInfection Control Team(感染対策チーム)の略語で、感染対策委員会の下部組織として、感染対策に関する実働業務を行うチームです。
医師、看護師、薬剤師、検査技師などで構成されていて、それぞれの職種の専門性を生かし、協力しながら横断的に活動しています。
主な活動
- 院内感染対策マニュアルの作成及び院内感染防止対策の実施状況の把握と指導
- 感染症関連資料の収集と整備
- 院内感染発生状況の監視並びに院内感染事例の把握及びその対策の立案と指導
- 集団発生や針刺し事故時の対策
- 各種ワクチンの接種など
- 感染に関する各種相談業務
- 院内感染防止の教育
- 抗菌剤の適正使用の推進
- 各種専門委員会との連絡調整
- その他院内感染の発生防止に関する事項
- 定期的な巡回の実施とその記録
院内暴力行為について
当院敷地内において、他の患者様や来院者の方々をはじめ職員等に対して行なわれる、暴言や暴力、セクシャルハラスメント、その他禁じられた行為などは、業務に支障をきたします。
当院では、患者様及び来院者の方々を安全に守ることを第一に診療を行っております。
皆様に良質かつ安心・安全な医療をお受けいただくため、そして我々医療機関がそれを提供するためには、相互に信頼関係が必要となります。
従いまして、業務に影響するとともに信頼関係が損なわれる下記の行為があった場合には、安全阻害行為等(院内迷惑行為)とみなし、診療をお断りするとともに、強制退院や院外退去、もしくは警察当局への通報を行うことがあります。
より良い医療の提供のため、皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げます。
公立碓氷病院 院長
- 病院内での器物損壊行為
- 他の患者様、来院者の方々並びに当院職員に対する、暴言暴力、セクシャルハラスメント、脅迫的言動、敷地内禁止事項などの迷惑行為等
- 医療行為者に対する業務妨害行為等